たろんち

沖縄の風を感じる隠れ家「たろんち」は、高槻市の喧騒からすっと離れ、心地よい島時間が流れる空間です。古民家を思わせる落ち着いた佇まいに足を踏み入れると、そこには木の温もりと暖かな照明が作り出す居心地のよいひとときが待っています。入口に飾られたシーサーや、壁に掛けられた沖縄の民芸品が非日常へと誘い、開放感あふれるカウンター席やゆったりくつろげる座敷席からは、訪れる誰もが沖縄への旅情を抱くはずです。

メニューは定番から創作まで多彩。濃厚な旨味が凝縮されたラフテー（豚の角煮）は、箸を入れた瞬間にほろほろと崩れるほど柔らかく、甘辛いタレがご飯にも泡盛にもよく合います。ゴーヤーチャンプルーは、ゴーヤの苦みをまろやかに引き立てる島豆腐とスパムの塩気が絶妙なハーモニーを奏で、苦手な人もついおかわりしてしまうほど。プリプリの海ぶどうやコリコリとした歯ごたえが楽しいミミガーの酢の物、じっくり煮込まれた車エビのアーサ汁など、ひと皿ひと皿が飽きのこない味わいです。

グルクンのから揚げなど普段はお目にかかれない料理もあります。

メインのしゃぶしゃぶは、幻のあぐー豚を贅沢に使用。コクのある脂身がさっと溶け出し、さっぱりとした特製ダシに染み込んでいきます。野菜や豆腐も沖縄直送のものを使用し、素材本来の旨味を存分に楽しめる仕立てです。野菜がたっぷり摂れる健康志向の鍋は、女子会や家族連れにも大好評。最後は沖縄そばで〆るのが「たろんち」流。だしの深いコクとコシのある平打ち麺が口いっぱいに広がり、“帰りたくない”と思わせるほどの満足感を残してくれます。