【体験レポート】OSAKA SAKE SQUARE 2025 オオサカ サケ スクエア

大阪

2025年9月20日、大阪・扇町公園で開催された「OSAKA SAKE SQUARE 2025」に参加してきました。関西2府4県から27蔵が集結し、秋の味覚にぴったりな81種類の日本酒が勢揃い。酒好きにはたまらない、まさに“関西酒の祭典”でした。

会場に足を踏み入れた瞬間、ふわりと漂う酒の香りと、賑やかな笑い声に包まれました。スターターセット(お猪口・コイン・リストバンド)を受け取って、まずは大阪の酒蔵からスタート。秋鹿酒造の「奥鹿」は、山廃仕込みの力強い旨味が印象的で、冷やでも燗でも楽しめる懐の深さを感じました。

酒蔵めぐり──関西の個性が光る

京都の松井酒造「神蔵」は、フルーティーで華やかな香りが特徴。口に含むと、まるで白桃のような甘みが広がり、女性客にも大人気でした。滋賀の松瀬酒造「松の司」は、米の旨味をしっかりと感じられる一本。奈良の澤田酒造「歓喜光」は、古代米を使った珍しい酒で、深いコクと余韻が印象的でした。

兵庫からは初出店の浜福鶴吟醸工房「空蔵」が登場。限定出店だったため、長蛇の列ができていましたが、その甲斐あって口にした瞬間、繊細な香りとキレのある味わいに感動。和歌山の平和酒造「紀土」は、爽やかな酸味と軽快な飲み口で、暑さの残る初秋にぴったりでした。

フードとのペアリング──酒が進む絶品おつまみ

酒だけでなく、キッチンカーの充実ぶりも見逃せません。心斎橋の創作天ぷら店「天carat」の冷やし天茶漬けは、サーモンレア天ぷらと出汁の相性が抜群。たこ焼き専門店「TAKOYAKI POPO」の焦がし塩にんにく鶏そぼろトッピングは、香ばしさと旨味が酒を引き立ててくれました。

個人的に感動したのは、北海道海鮮専門「マルタカ水産」のホタテザンギ。外はカリッと、中はジューシー。そこに滋賀の「竹生嶋」を合わせると、海の旨味と米の甘みが絶妙に調和しました。

音楽と酒──五感で楽しむ空間

FM COCOLOによる公開生放送もあり、DJの軽快なトークと心地よい音楽が会場を包み込んでいました。酒を片手に芝生に座り、音楽に耳を傾ける時間は、まるで野外フェスのよう。日本酒イベントとは思えないほど自由で、リラックスした雰囲気が印象的でした。

酒と人情──大阪らしさが光る交流

印象的だったのは、酒蔵の方々との距離の近さ。「この酒は、地元の米を使ってるんですよ」「今年は少し酸味を強めに仕上げました」など、造り手の声を直接聞けるのは、このイベントならでは。大阪の人情味あふれる接客に、心までほろ酔いになりました。

「OSAKA SAKE SQUARE 2025」は、単なる試飲イベントではなく、関西の酒文化の“今”と“これから”を体感できる場でした。酒蔵の情熱、料理とのペアリング、音楽との融合──すべてが五感を刺激し、忘れられない体験となりました。

来年も必ず参加したい。そう思わせてくれる、最高の酒時間でした。

大道芸も行われていました。

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