
グーグー藤カレーは、JR高槻駅南口からわずか徒歩3分の路地裏にひっそり佇む“おとなのスパイス酒場”。こぢんまりとした階段を上がり扉を開けると、スパイスの香りとカレー作りのライブ感が出迎えてくれる。2階建ての店内は1階がカウンター6席、奥にテーブル2卓。少人数ならカウンター越しに店主との会話も楽しめ、グループ利用でもしっかりと隠れ家感を味わえる。

スパイスはインド、タイ、中国など10種以上を個別に取り寄せ、調合から火加減まで一切手を抜かない本格派。看板の「グーグーチキンカレー」(1,350円)は、鶏肉をほろほろに煮込み、コリアンダーの爽やかな余韻とクローブのほのかな苦みが重なり合う。ほどよい辛さと辛さのコントロールが利いた一皿は、辛い物が苦手な人でも楽しめる優しさがありつつ、食べ終えたあとになぜか体にエネルギーが満ちる。
月替わりの「2種あいがけカレー」(1,500円)は、定番カレー+シークレットカレーの贅沢なセット。過去には山椒効く「中華風麻婆カレー」、スリランカ直送のスリランカナッツカレー、パキスタン風バスマティライスと合う白胡麻カレーなど、海外各地の個性派スパイスが登場。毎月訪れるたびに新たな発見があり、リピーターならずとも“次はどんな味?”とワクワクさせられる。

トッピングの半熟スパイス卵(+150円)は、マドラス風タマリンドとクミンのソースに漬け込んだ絶品。箸を入れると黄身がとろりと溶け出し、カレーソースにまろやかなコクをプラスする。副菜には自家製ピクルスやシャキシャキ野菜の炒め物が付き、辛味と酸味のリズムが食欲を加速させる。
ドリンクメニューにもスパイスへのこだわりが光る。チャイはシナモンやカルダモンをブレンドし、くつろぎの甘さとスパイシーな刺激が両立。自家製ラッシーはヨーグルト感強めで酸味が爽快、辛口カレーの合間に口をリセットしてくれる。ビールやワイン、日本酒も揃い、従来のカレースタンドとは一線を画す“スパイス酒場”としての顔も持つ。

使用している素材は国産を中心に、化学調味料・白砂糖不使用。野菜は京野菜や自家栽培のハーブを使うなど、健康にも配慮した一杯を丁寧に生み出している。
夜はランチで人気のメニューに加え、スパイスたっぷりの豆カレーや季節の魚を使ったカレープレートも登場。混ぜ合わせるほどにスパイス同士が響き合い、ひと口ごとに顔がほころぶ楽しさがクセになる。カウンターでちょっと一杯、テーブルでしっかり宴会、どちらの利用でも“スパイスのパフォーマンス”が存分に味わえるのがグーグー藤カレーの真骨頂だ。
高槻で新たなカレーカルチャーを体感したいなら、この隠れ家スパイス酒場を見逃す手はない。月替わりの刺激、トッピングの遊び、ドリンクのペアリング…訪れるたびに新鮮な感動をくれる場所として、多くのスパイスラバーに愛され続けている。
【総評】
チキンカレーと月替わりカレーのあいがけをいただきました。今月の月替わりカレーはサンマのまんまカレーでした。サンマのワタを混ぜているのでしょうか?魚が苦手な人には少しキツイかもしれません。斬新なメニューは好きなので今後もチャレンジしてほしいです。チキンカレーは美味でした。
料理: ★★★
コスト:★★★
店内: ★★★
一人使い:★★★★★
店舗情報
店名 グーグー藤カレー
大阪府高槻市城北町9-20 ブルーピア第1ビル103
TEL: 080-3758-9090
営業時間
月・木・金・土 11:30~15:00(L.O.14:30)/18:00~21:00(L.O.20:30)
火・日 11:30~15:00(L.O.14:30)
定休日:水曜日
アクセス
JR京都線 高槻駅 徒歩3分
阪急京都線 高槻市駅 徒歩5分


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